NOW#07 海外での経験を通じて / 皆川 拓

皆さまこんにちは、建築OBの皆川です。

自身のこれまでを振り返ると、日本での学業の後、スペインで修行をしたり現在メキシコに滞在していたりと、かなり自由な形で人生、そして建築に向き合ってきた気がします。ここではそんな経験を簡単にお伝えできればと思います。

 

名前 :皆川 拓

職業 :建築設計

研究室:栗⽣研究室(学部)、岡田研究室(大学院)

 

[略歴]

 

2007 千葉大学工学部デザイン工学科建築系卒業

千葉県建築学生賞 最優秀賞受賞

2010 千葉大学大学院工学研究科修、RCR Arquitectes(Spain)にて研修

2011 AE5 Partners入社、現在パートナー

http://www.ae5partners.com/

2018 外務省「日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画」によりメキシコ滞在中

 

 

[担当プロジェクト(AE5 Partnersにて)]

 

 

・土屋鞄製造所(香港、横浜、軽井澤工房) *写真1枚目

・Brilliance+(銀座、福岡、大阪、名古屋)

・Terrazze Niseko

・T Building ✳︎写真2枚目  他

 

 

これまでの経験という観点でお伝えします。私の海外での経験は、大学院時代と卒業後に研修を行ったスペインのRCR Arquitectesが始まりでした。今から9年ほど前になりますが、世界中からインターン生が集まる中、スペインを中心として各国でプロジェクトが進んでいました。彼らの作る建築は非常に美しく、またその地域に根差して建築の作り方をするのが特徴的です。2017年にプリツカー賞を受賞しましたが、その事務所でかけがえのない時間を共有し、様々な経験が積めたことは今の自分の大きな礎となっています。

その後は日本に戻り、AE5 Partnersという設計事務所で店舗、ホテルなどのプロジェクトに携わってきました。事務所の立ち上げから参加でき、多くの仕事に関わる事ができました。とりわけ店舗設計を多く行いましたが、日本の各主要都市に店舗をオープンしていくのは 魅力的な仕事の一つでした。

 

現在メキシコで、1年間の留学生活を送っています。こちらでは語学の習得と、メキシコの建築勉強(研究・旅行)をしています。

こちらでの生活は、、、、、、、、、必死です(笑)。在籍する学校で求められる語学レベルが高いので、勉強漬けの毎日と言ったところです。

ただ、こちらでは学期(約2ヶ月)間の休みが長いので、その間にメキシコ各地を旅行し、その風土・文化を学び、そして建築を見て回ることができます。

メキシコは国土が広く(日本の約6倍)、メキシコシティはもちろん、オアハカやチアパスなど、地域毎に魅力があるのが特色です。2019年からは学校での勉強が終わるので、建築の研究やこちらでのプロジェクトに関わる予定です。

尚、こちらでの生活の様子は埼玉県(留学の推薦元)のHPに毎月レポートが掲載されていますので、こちらも読んでいただければ留学の雰囲気が分かると思います。 https://www.pref.saitama.lg.jp/a0306/nichiboku-shogakusei.html

 

【留学制度~皆様も是非~】

日本とメキシコは長年に渡る深い交流があり、双方から毎年留学生を派遣しています。 メキシコに興味があれば誰でも応募できる留学制度ですので、皆さま是非チャレンジしてみてください! 『日墨戦略的グローバル・パートナーシップ研修計画』 https://www.mofa.go.jp/mofaj/la_c/m_ca_c/mx/page22_003054.html

※次回の応募締め切りは2019年2月1日