2008年修了の尾崎と申します。私は研究生と大学院の3年間を千葉大学で過ごしました。最近になってARCHIBAUのようなつながりの大切さを感じていますが、学生時代はそうでもなかった(笑)。自分の事を考えるのに精一杯だったのだと思います。
主体性を重視する意匠設計の研究室で、常に誰かが自主的にコンペに参加している活気あふれる環境でした。4年生から大学院生までが一緒になってのプロジェクトや展示会、有志による妻有アートトリエンナーレや代官山インスタレーションでの実践、他の研究室の友人との共同コンペ、先生の事務所で実務経験も積みながら日々刺激を受けました。週1程度それらや研究の事を報告する時間があり、話が長いと周囲があくびや目を擦り始める(笑)。話を聞いてもらいたいので同じ失敗をしないように考える。あっという間の3年間でした。留学しなかったのは少し後悔しましたが、その後千葉大学が産学連携プロジェクトとして参加したソーラーデカスロンで学生と共にベルサイユで住宅を建てたり、キャンパス整備企画室のキャンパスマスタープランを作成する機会を通じて大学と関われる機会を持たせてもらっています。
ソーラーデカスロン@仏・ベルサイユ(2014)
キャンパスマスタープラン(2017)
シェアハウスを運営します。1つの敷地に1つの建物を建てるのが基本的な建築設計だと思います。設計監理を終えた後本格的に関わる機会は多くないのですが、都内でシェアハウスを設計した流れからその運営にも関わることになりました。外国人の入居を主としたものになる予定ですが、色々な方が集まれる住まいになっていけばと思っています。短期の住まいを探している方、シェアハウスの運営経験を積みたい方、シェアハウスの研究をされたい方、シェアハウスの名前を付けていただける方など気軽に連絡していただいて結構です。お盆明けからの入居開始予定@中野駅徒歩5分です。
建設中のシェアハウス・木造3階建 (2018)
設計活動を通じてまちを知ることに関心を持っています。モノづくりとしての設計活動は第1ですが、まだ見ぬ未来を想像しながら実験的に物事を進めていく事もこの仕事の醍醐味だと思います。都心部は多くの不動産建築であふれているため、まちを知るきっかけを不動産建築・まちの不動産屋に求めて活動を始めています。プロジェクトベースで彼らと仕事を行いリアルなまちを観察、蓄積する中から、未来を”前向きに”想像するヒントにできればと思っています。
尾崎泰永 OZAKI YASUNORI
1981年徳島県生まれ
2004年近畿大学理工学部建築学科卒業
2005年千葉大学工学部栗生研究室研究生
2008年千葉大学大学院自然科学研究科(建築系)博士前期課程修了後
古市徹雄都市建築研究所(東京)、宮本忠長建築設計事務所(長野)を経て
2014年~尾崎建築事務所
展覧会・講演会
2017年 新しい建築の楽しさ2017展@Re-SOHKO GALLERY「まちなかのホテル」
2017年 デザインフォーラム@AGC Studio 「地域を変えるデザイン」
まちなかのホテル(計画案)