2017年11月18日(土)、アーキバウ主催で5回目のレクチャーを行ないました。
そして同日、アーキバウに新しい活動がうまれました。その名もエスキスセッション。
今回は初めての試みであるエスキスセッションについてのレポートをお送りします!
エスキスセッションとは、千葉大学の建築、都市環境学科の学生が
普段取り組んでいる課題や、卒業設計についての方向性や、考え方の整理、似たような事例などの紹介などのアドバイスを
OB・OGの方々に直接いただくことを目的に、計画されています。
それでは実際のエスキスセッションの様子を見ていきましょう!
都市環境学科の学生が卒業設計の提案を説明しています。
それぞれが現段階で考えている敷地、プログラム、用途などを真剣に発表しています。
偶然ですが、学生の提案が20年前の千葉大学での課題の敷地が重なっており、議論が盛り上がります。
今回は都市環境学科の学生が10名ほど参加してくださいました。
建築学科の学生も次回からの参加お待ちしています!
学生は現状、プログラムを練り上げ、そこから基本設計に落とし込んでゆく段階です。
皆さんユニークで面白い提案ばかりでしたが、それでもOBの方々の指摘は鋭く、
「その主張がしたいならこういったデータが必要」
「似たような事例にこんなものがある、参考にならないか」
「なぜそのプログラムでこの形態になるのか、説明が不十分」
「そういった展開は面白い、もっとこうすれば発展するかもしれない」
などなど、学生の中であやふやな部分を整理する機会を与えてくださったり、事例を挙げて知識を共有してくださるなど、
学生にとって良い刺激になったのは間違いありません。
OBの方々、本当にありがとうございました。
最後に、同日レクチャーをしてくださった千葉大学OBの鄭 仁愉(テイ ジンユ)さんより、卒業設計を控えた4年生に向けた、最も印象的だった言葉で締めくくらせていただきます。
「建築の設計をする上で、自分がどの程度風呂敷を広げているのか、知っていなければいけない。その広さを知ったうえで、きちんと畳むことが建築だ。」
これから設計課題や実務をつんでゆく中で、常に心に留めておきたい事だと思います。
今回のエスキスセッションレポートを務めさせていただいたのは建築学科3年森本でした。
これからもアーキバウの活動がよりよいものになるよう努力していきます。
次回のレクチャーシリーズ、エスキスセッション共にご期待ください!