講演会#02 レクチャーレポート

5月28日の土曜日にレクチャーシリーズの第2弾が千葉大学にて開催されました!

今回は千葉大院都市環境システム学科のOBである永久正浩さんをお迎えしてお話を伺いました。

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永久さんは大学院を卒業した後、青木茂建築工房で実務の修行をし、現在株式会社コプラスの設計部でチーフプランナーを務めていらっしゃいます。コポラスにおいてはコーポラティブハウスの設計を中心に分譲マンションや商業施設の設計などにも取り組んでいるそうです。

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ところで、皆さんは「コーポラティブハウス」をご存じですか?

住宅を建築する際に、住み手が集まって協同組合方式で立てる集合住宅です。普通の分譲マンションとは違い入居者それぞれが組合を結成し事業主となるため自分たちのライフスタイルにあった空間づくりをできたり、良好なコミュニティ形成をすることができるなどといった魅力があります。

 

ちなみにCooperative houseこれは和製英語なので、英語で表記するとBuilding co-operativesとなります。

 

今回永久さんにはこのコーポラティブハウスについて、これまで知ることのなかった深い部分にまで触れお話をしていただきました。

普段の業務においても入居希望者の方と直接接してご説明をされているようで、慣れた話ぶりとわかりやすい説明資料で、僕もお話を聞いているうちにコーポラティブハウスに住んでみたいと思ってしまいました笑

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次には永久さんの手がけられた設計のいくつかを例に建築設計業務の実際についての話を聞きました。コーポラティブハウスである自由が丘ガーデンテラスでは、自由が丘という街の洗練された商業空間の賑わいという魅力を、家の外構や共用部にまで作り込んでいくという設計思想がとしかんで学ばれた永久さんならではのものであると感じられました。

他にも羽根木の森レジデンスやグローリオ等々力などの設計の事例から永久さんの細やかな配慮がうかがえました。

 

 

最後の質疑応答の際には学生から投げかけられる実務に対する鋭い質問に非常にわかりやすくお答えしてくださいました。
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今回のトークテーマも前回に引き続き「Role of Architecture ~これからの建築、都市に関わる者の職能 」ということで、将来建築や都市の分野で活躍していく学生たちは永久さんのお話から多くのヒントを与えていただいたと感じています。

 

 

2回目である今回のレクチャーシリーズも約30名程度の多くの方に参加していただくことができました!

第3回レクチャーシリーズへの準備も少しずつ動き出してきています。

更にARCHIBAUの活動を活発化していくために次のレクチャーシリーズはこれまでになかったものをしていこうと企画中です!

 

 

以上第2回目のレクチャーシリーズレポートは都市環境システム学科3年の下泉浩太がさせていただきました。

これからも是非ARCHIBAUの活動にご注目ください!