NOW#02 設計者として考えていること / 森田悠紀

こんにちは。建築学科OBの森田悠紀と申します。
アーキバウNOW!ということで、自己紹介をさせていただきます。

名前 :森田悠紀
職業 :意匠設計者
研究室:栗⽣研究室(学部)、岡田研究室(大学院)

略歴
1984    静岡県生まれ
2007    千葉大学工学部デザイン工学科建築系 卒業
2007~2008  リスボン工科大学建築学部
2009    千葉大学大学院工学研究科建築都市科学専攻修了
2009~2012  株式会社小川広次建築設計事務所
2013~2015  株式会社ワークヴィジョンズ
2015                 森田悠紀建築設計事務所設立
2016~     中央工学校非常勤講師

森田悠紀建築設計事務所ウェブサイト:https://yukimorita.com/

自身の事務所では、住宅を中心に設計を行っています。

・小諸の家

・吉田町の家

・東大宮の家

設計者として考えていること

建築を設計する上で特に意識していることは、時代が変わっても「変わらずに残る価値」とはどういうものだろうかということです。

世の中には、技術も生活様式も異なる時代に建てられた建築でも、時代を超えて現代を生きる我々の心に訴えかけるものが確かに存在します。

数十年後、数百年後も人の心を動かすことが出来る建築は、どうすればつくれるのでしょうか。

建築は人間が作り出す物の中では、特に長い時間存在することが出来るからこそ、時を超える価値を持った建築を目指して、日々設計と向き合っています。

ピアノを弾きます。

大学時代は、モダンジャズ研究会というサークルに所属して、ジャズのバンドで演奏をしていました。今でも、当時の友人たちと定期的に練習し、1年に1~2回ですが、ジャズのライブも行っています。

ジャズの演奏における、お互いの発した音に反応し、相互作用が生まれ、一つの音楽にまとまっていくというプロセスは、本来、予定調和的でなく一回性のものです。

それは、建築の設計を進めていく中で、意匠設計者が、クライアント、施工者、構造・設備設計者などの様々な人とやりとりをしながら、一つの建築にまとめていく過程と重なる部分があり、そこが魅力でもあります。